三島へ出かけてきました。
三島は私の住むところからは峠を越した向こう側にある街。
風の色も光の当たり方もどこかこことは違う場所。
行く前から「旅だ旅だ」とドキドキしていた私でした。
ペットボトルの冷たいお茶を買い込み、のどを潤し「旅行けばー」と勇んで乗り込んだ新幹線。
なのに、旅情に浸る間もなくあれよあれよと新幹線は三島駅へ。
旅どころか、隣の町へお邪魔する感じ。
誰だー!東海道線の鈍行列車を使わなかったのは!
鈍行列車の旅こそが小田原から三島への旅。左に相模湾の海岸線を見ながら一駅一駅を舐めるようにしていく旅こそが、旅の中の旅なのに。
B先生が直前まで必死の原稿書きをなさっていたために、新幹線を使い一番最速で(安易に)三島へ行くという、単なる仕事(のような旅)になってしまいました。

三島・佐野美術館の庭です。
三島に行ったのは今、佐野美術館で開催中の、イラストレーター飯野和好さんの原画展覧会を見に行くためです。
「ねぎぼうずのあさたろう見参!飯野和好の世界」と名打たれた企画展。
飯野さんの個展の中では、今までで一番大きな展覧会となる今回の原画展覧会です。
佐野美術館の学芸員の方が飯野さんの大ファンで、実現した今回の展覧会です。
その学芸員のNさんには今回お会いできませんでしたが、チラシを読ませていただいただけでもその愛情の深さが伝わってきました。そういうわけでとても楽しみな今回の個展でした。
やはり企画展は面白い。愛の伝わり方が半端ではありませんね。

会場で手に入れた飯野さんの本。
画材の選び方など、かなり読みごたえありました。
キャラクターの面白さでも飯野さんの作品は群を抜いています。
ねぎぼうずのあさたろうも好きですが、私は個人的にはふようどのふよこちゃん家族が好き。
腐葉土が主人公だ。一同ダサイぞ、どうだまいったかーっ。という私的には愛すべき最強のキャラクターたちです。
今回の展覧会で一番印象的だったのは、『わんぱくえほん』(1981年偕成社刊)の原画。
これは飯野さんが34歳の時の作品。絵本の原点ヨーロッパのマザーグースなどのファンタジーと出会った後に描かれた絵本。
これは実は飯野さんの絵に私が一番影響を受けていた30年以上前のもの。その頃に描かれた本当に懐かしい作品なのです。
この原画に触れることができて感激でした。
わら半紙に、ボールペン(ゼブラのだとか)、色鉛筆、マーカーで丁寧に描きこまれた作品。道端のナズナさえも愛おしい。
この後、絵本の仕事がそれほど来る訳でもなく飯野さんは近所の子供にメンコなどを作って売っていたそうです。その手作りメンコも展示されていました。メンコ・グリムやメンコ・マザーグースと名付けられた作品群。
私はこの時代に描かれた線の一つ一つがまるで飯野さんの心を表しているようで、食い入るように見てしまいました。
一人の作家の歩いた後。そこにいた時間。
飯野さんとお話すれば飯野さんはもちろん楽しくその時代を語ってくださいますが。
それだけではないですよね。想像して楽しむことができる、原画と向き合うということはそういうことですよね。
飯野和好氏。
ある時にはスーツ姿でブルースハーモニカを吹きブルースを唸り、また次の日には三度笠を抱え股旅姿。
次なる旅は、九州宮崎の木城町にある”えほんの郷”で、「飯野和好の世界展」(9月10日〜11月13日)だそうです。10月8,9日にはすっ飛び籠を作り、ライブも行われるとか。
宮崎県の真ん中にある木城町は、私も大好きな面白いところです。宮崎出身の私としてはその大好きな場所に飯野さんが通ってくださっているだけでも嬉しい。
楽しみです。

飯野画伯と獏巨匠
この二人が出会うと、何やらどうも怪しい。
会場を出て、三島女郎衆の待つ飯盛宿へ、ではなく名物の三島の鰻を食べてきました。
鰻も美味しかったですが、そこで出してもらったお酒のアテのお漬け物盛り合わせ、美味しかったなあ。三島は水のきれいな街で至る所に水が湧き出ています。
その土地の店に入り、その土地の食べ物を食べ、お酒を飲んだだけでなんだかとてもいい旅をしたような気分です。
仕事のような短い旅でしたが楽しい旅でした。
ねぎぼうずのあさたろう見参! 飯野和好の世界
平成23年7月16日(土)〜9月4日(日)
佐野美術館
http://www.sanobi.or.jp/tenrankai/2011/iino.html
三島は私の住むところからは峠を越した向こう側にある街。
風の色も光の当たり方もどこかこことは違う場所。
行く前から「旅だ旅だ」とドキドキしていた私でした。
ペットボトルの冷たいお茶を買い込み、のどを潤し「旅行けばー」と勇んで乗り込んだ新幹線。
なのに、旅情に浸る間もなくあれよあれよと新幹線は三島駅へ。
旅どころか、隣の町へお邪魔する感じ。
誰だー!東海道線の鈍行列車を使わなかったのは!
鈍行列車の旅こそが小田原から三島への旅。左に相模湾の海岸線を見ながら一駅一駅を舐めるようにしていく旅こそが、旅の中の旅なのに。
B先生が直前まで必死の原稿書きをなさっていたために、新幹線を使い一番最速で(安易に)三島へ行くという、単なる仕事(のような旅)になってしまいました。

三島・佐野美術館の庭です。
三島に行ったのは今、佐野美術館で開催中の、イラストレーター飯野和好さんの原画展覧会を見に行くためです。
「ねぎぼうずのあさたろう見参!飯野和好の世界」と名打たれた企画展。
飯野さんの個展の中では、今までで一番大きな展覧会となる今回の原画展覧会です。
佐野美術館の学芸員の方が飯野さんの大ファンで、実現した今回の展覧会です。
その学芸員のNさんには今回お会いできませんでしたが、チラシを読ませていただいただけでもその愛情の深さが伝わってきました。そういうわけでとても楽しみな今回の個展でした。
やはり企画展は面白い。愛の伝わり方が半端ではありませんね。

会場で手に入れた飯野さんの本。
画材の選び方など、かなり読みごたえありました。
キャラクターの面白さでも飯野さんの作品は群を抜いています。
ねぎぼうずのあさたろうも好きですが、私は個人的にはふようどのふよこちゃん家族が好き。
腐葉土が主人公だ。一同ダサイぞ、どうだまいったかーっ。という私的には愛すべき最強のキャラクターたちです。
今回の展覧会で一番印象的だったのは、『わんぱくえほん』(1981年偕成社刊)の原画。
これは飯野さんが34歳の時の作品。絵本の原点ヨーロッパのマザーグースなどのファンタジーと出会った後に描かれた絵本。
これは実は飯野さんの絵に私が一番影響を受けていた30年以上前のもの。その頃に描かれた本当に懐かしい作品なのです。
この原画に触れることができて感激でした。
わら半紙に、ボールペン(ゼブラのだとか)、色鉛筆、マーカーで丁寧に描きこまれた作品。道端のナズナさえも愛おしい。
この後、絵本の仕事がそれほど来る訳でもなく飯野さんは近所の子供にメンコなどを作って売っていたそうです。その手作りメンコも展示されていました。メンコ・グリムやメンコ・マザーグースと名付けられた作品群。
私はこの時代に描かれた線の一つ一つがまるで飯野さんの心を表しているようで、食い入るように見てしまいました。
一人の作家の歩いた後。そこにいた時間。
飯野さんとお話すれば飯野さんはもちろん楽しくその時代を語ってくださいますが。
それだけではないですよね。想像して楽しむことができる、原画と向き合うということはそういうことですよね。
飯野和好氏。
ある時にはスーツ姿でブルースハーモニカを吹きブルースを唸り、また次の日には三度笠を抱え股旅姿。
次なる旅は、九州宮崎の木城町にある”えほんの郷”で、「飯野和好の世界展」(9月10日〜11月13日)だそうです。10月8,9日にはすっ飛び籠を作り、ライブも行われるとか。
宮崎県の真ん中にある木城町は、私も大好きな面白いところです。宮崎出身の私としてはその大好きな場所に飯野さんが通ってくださっているだけでも嬉しい。
楽しみです。

飯野画伯と獏巨匠
この二人が出会うと、何やらどうも怪しい。
会場を出て、三島女郎衆の待つ飯盛宿へ、ではなく名物の三島の鰻を食べてきました。
鰻も美味しかったですが、そこで出してもらったお酒のアテのお漬け物盛り合わせ、美味しかったなあ。三島は水のきれいな街で至る所に水が湧き出ています。
その土地の店に入り、その土地の食べ物を食べ、お酒を飲んだだけでなんだかとてもいい旅をしたような気分です。
仕事のような短い旅でしたが楽しい旅でした。
ねぎぼうずのあさたろう見参! 飯野和好の世界
平成23年7月16日(土)〜9月4日(日)
佐野美術館
http://www.sanobi.or.jp/tenrankai/2011/iino.html

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