コメント一覧 (3)

1. • 3. さんじん
   • 2009年02月14日 14:46
   • 夢枕さんの存在は、以前から知っていた。
     たしか「陰陽師」の作者…かなんか。
     
     それくらいのイメージでごろんとテレビを眺めていた。
     
     番組では、神楽坂の宿でうんうん呻吟しながら執筆する姿、
     秘密の小屋で、囲炉裏を囲みながら釣仲間と談笑される姿、
     母校で、「10年がんばれば作家になれる」と講義される姿、
     
     番組を見終わり、残ったお節料理をつつきながら、
     「作家って、いいなあー」と思った。
     どうして、いいと思ったのか、その理由を知りたくて、
     次の日図書館で夢枕さんの本を借りた。
     「陰陽師」全巻
     「ガキの頃からマンガ漫画まんが」
     「その日暮らし手帖」
     「ものいう髑髏」
     「獏さんのぽちぶくろ」
     　等々。
     
     夢枕さんが想いの女性に振られたとき、
     股間を握り締めて「おまえ、勃たないだろ」励ましてくれたミサさんの話（「ものいう髑髏」より）は、人の「優しさ」を教えてもらった。
     夢枕さんが、作家を志した夏に、どうにも書くに書けず、毎日小田原の海へいっていた日々を綴ったエッセイでは、若者の焦燥や覚悟を腹に据える道程を感じた。
     仲間から釣りに誘われたときに、夢枕さんが「行きます、行きます、行きますよう。」と二つ返事で答えるときには、電話口で身をよじる姿が目に浮かび、思わずこっちまで心焦がれるような嬉しさがこみ上げてきた。
     
     夢枕さんの魅力ってなんだろう。
     どうして、魅力にとらわれたのか、その理由を知りたくて、
     明日、紀伊国屋で夢枕さんの本を買いに行こうと思う。
     
2. • 2. 武本孝之
   • 2009年01月04日 23:43
   • 新年明けの本日４日、「ソロモン流」夢枕先生のドキュメンタリー、大変興味深く拝見致しました。
     飾らないお人柄と、多彩な才能には畏敬の念すら抱かずにいられません。
     一流の才とは、磁力のように様々な創作の形態が吸い寄せられるものなのだな、とあらためて感じさせられます。
     先生が大学卒業後に世界中を放浪されたエピソード。
     その体験が、作品に深い味わいと、読者を魅了させる筆力の源なのかと思い当りました。
     それとも、ただただ先生の御人徳によるものなのかもしれませんが。
     先生は、一年に一度、母校の大学で講義をされている様子がありましたが。
     その中で「作家には必ずなれます。１０年腹を据えて書き続ければ、きっとどこかの商業ベースで書いています」と。
     う〜ん。私は、かれこれ３０年、腹を据えて書いてはみましたが・・・・
     肝が据わっていなかったせいでしょうか。
     未だ箸にも棒にもかからずです・・・・
     稀に地方誌にチラッと載ったのが精一杯でした。
     ただ、番組を拝見して明らかに、先生と私とでは徳が違う。
     人間の器の違い、と言ってしまえばそれまでですが、先生には人を引き寄せる魂がある、と。
     小生はこの２００９年も、往生際悪く書き続けることでしょう。
     そこで誠に僭越ではございますが・・・・東海大学の生徒さん方には、１０年書き続けるも、職には就くなり、執筆作業と生活設計との接点を常に保ち続けることの必要性もあるのでは、と存じます。
     万年、草野球レベルの力量しか持ち合わせぬ、作家志望の小生からささやかな提案でございます。
     誠に不躾で無礼なコメント、どうかお許し下さいませ。
     そして夢枕先生の作品、今後も愛読させて頂けますように。
     本年のさらなるご活躍、心よりお祈り申し上げております。
3. • 1. ナツコ
   • 2009年01月04日 22:54
   • はじめまして。
     今夜のソロモン流を見て、検索してきました。
     
     おはずかしながら、夢枕さんのご著書を読んだ事がありませんでしたが、放送を見て作品に興味を持ちました。
     
     今度本屋で探してみようと思います。