夢枕獏公式Blog「酔魚亭」

2010年09月

「空海の島」第12回

空海の島 12-1
空海の島 12-2空海の島 12-3

 心温まるトイレの向こうがわは、すぐ海でした。

猫が月を眺める夜   by yy

2010_09_29-1

大好きなダリアの中で見る夢。


うちの猫が椅子に座って眺めていたものは。
月でした。

見れば、下弦の月が見事なチェシャ猫の口をして庭の欅の木にひっかかっていました。


2010_09_29-2

 11月3日発売マグナス・ヨルト『PLastic Moon』
         ジャケット見本ができてきました。
            この美しさの実物をお見せできないのが残念。



先日、イラストレーターの飯野和好さんの読み聞かせライブに馬喰町のギャラリーカフェ「ART+EAT」に行って来ました。
私はもちろん、飯野さんの股旅姿を楽しみに!
かんから三味線をかき鳴らし控えめに語る飯野さんの姿が妙に愛おしく、ライブは大盛り上がりでした。
またまたK記者の脱線が見れると楽しみにしていましたが、静かなギャラリーではやはり控えめになるK記者。
良識が邪魔をしたんですね。

面白かったのは、ねぎぼうずのあさたろうを浪曲で語った浪花亭友歌(なにわていともか)さん。
面白かったというより、突然の美女の登場に驚きです。
若くて美しい女性の語る浪曲って・・・。不意打ちを食らいました〜。
始めはあまりの驚きでうろたえ、真面目に聴けませんでしたが、そのうちにぐいぐい引き込まれ、”男の花道”では、唸りの素晴らしさに、涙がーっ。
きれいな声だなあと思っていたら、彼女は演歌歌手でもあるそうなのでした。
どうりでです。
木馬亭には定期的に出演されているとか。
ぜひ聴いてあげてください。
そこには、なつかしくて美しい思いがけない世界が展開されていると思います。
国本武春さんがよびかけ、彼女も参加する若手4人で作る「もぎたてカルテット」という浪曲4人組カルテットなるものもあるそうです。
まるでジャズのようです。
でも考えたら、カルテットと名がついても語るときは4人一緒ではないですよね。


馬喰町は、用事がなければほとんど行くことはありませんが、ART+EATを始めおもしろいギャラリーがたくさんありました。
「ART+EAT」はスタッフの方たちもとても素敵な雰囲気のいいギャラリー、お弁当もとても美味しかったです!
もちろんビールも!


2010_09_29-3

 秋が少しずつ色をつけてまいります。

 

「空海の島」第11回

空海の島 11-1
空海の島 11-2
空海の島 11-3


 こんなものもありました。
あやしい地元の神サマだったのでしょう。

連載情報「新・餓狼伝」 

「新・餓狼伝」は双葉社の「小説推理」誌上で連載中です。

「新・餓狼伝 巻ノ二 拳神皇帝編」
 二章 小武士
 あの巽真と相対するのは堤城平!
192センチ・118キロと167センチ・87キロの闘いがスタート!

小説推理2010年11月号

小説推理 11月号
平成22年9月27日発売
発行所:双葉社
特別定価:八八〇円(本体八三八円)

「空海の島」第10回

 西高野山というすごい名前のお寺もありましたよ。
空海の島 10-1
空海の島 10-2
空海の島 10-3

いい石仏がいっぱいあります。

連載情報「宿神」

夢枕獏の長編小説「宿神」は朝日新聞での連載を終えた後、
朝日新聞社出版の月刊誌『一冊の本』にて連載がつづいています。

同誌の2010年9月号には、
第30回 【巻の十二 炎の後】の(四)と(五)が掲載されています。

一冊の本10年10月号

朝日新聞出版『一冊の本』10月号
発行:2010年10月1日
発行所:朝日新聞出版
定価:100円(本体95円)

「空海の島」第9回

空海の島 9-1
空海の島 9-2

 それを見て笑っているコマイヌ。

「空海の島」第8回

 白鳥神社がありました。
空海の島 8

そこで、落語「時蕎麦」を奉納する白鳥師匠でした。

陰陽師シリーズ最新作

『オール讀物』10月号に陰陽師シリーズ最新作「陰陽師 白蛇伝」が掲載されています。

オール讀賣2010年10月号

『オール讀物』2010年10月号
私たちの生きた歴史
発行所:文藝春秋
2010年10月1日発行発行
定価:950円(本体905円)

中国繁体字版(台湾)「大帝の剣 弐」

中国繁体字版大帝の剣2

 台湾のCROWN publishing Co.Ltd.から中国語(繁体字)版『大帝の剣 2』が届きました。

「大帝の剣」は、フランスのグレナ社からコミック版が刊行されていますが、
小説版もグレナ社から刊行されることになりました。

 コミック「大帝の剣」はタイで刊行が始まり、イタリアでも間もなく刊行の予定。
プロフィール

夢枕 獏

作家、1951年1月1日、神奈川県生まれ。 東海大学文学部日本文学科卒。
1977年に作家デビュー。 以後、『キマイラ』『サイコダイバー』『闇狩り師』『餓狼伝』『大帝の剣』『陰陽師』などのシリーズ作品を発表。 1989年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、1998年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞。2011年『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞と舟橋聖一文学賞を受賞。同作で2012年に吉川英治文学賞を受賞。
漫画化された作品では、『陰陽師』(漫画 岡野玲子)が第5回手塚治虫文化賞、『神々の山嶺』(漫画 谷口ジロー)が2001年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞をそれぞれ受賞。 映画化された作品に『陰陽師』『陰陽師2』(東宝)、『大帝の剣』(東映)などがある。

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