2010年01月
徳間文庫創刊30周年記念作品
若き天才、長安に現る!

著者:夢枕獏
書名:『沙門空海 唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一』
目次
序の巻 妖物祭
第一章 空海怪力乱神を語る
第二章 暗夜秘語
第三章 長安の春
第四章 胡玉楼
第五章 猫屋敷宇宙問答
第六章 祟り神
第七章 胡旋舞
第八章 孔雀明王
第九章 邪宗淫祠
第十章 妙適菩薩
第十一章 猫道士
鼎談「快人空海」中沢新一・宮崎信也・夢枕獏
カバー画:立原位貫
カバー書:岡本光平
カバーデザイン:岩郷重力+WONDER WORKZ。
発行:文徳間書店
奥付発行日:2010年2月15日
定価:本体667円+税)
ISBN978-4-19-893119-3
2004年7月に徳間書店より刊行されたものの文庫化です。
若き天才、長安に現る!

著者:夢枕獏
書名:『沙門空海 唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一』
目次
序の巻 妖物祭
第一章 空海怪力乱神を語る
第二章 暗夜秘語
第三章 長安の春
第四章 胡玉楼
第五章 猫屋敷宇宙問答
第六章 祟り神
第七章 胡旋舞
第八章 孔雀明王
第九章 邪宗淫祠
第十章 妙適菩薩
第十一章 猫道士
鼎談「快人空海」中沢新一・宮崎信也・夢枕獏
カバー画:立原位貫
カバー書:岡本光平
カバーデザイン:岩郷重力+WONDER WORKZ。
発行:文徳間書店
奥付発行日:2010年2月15日
定価:本体667円+税)
ISBN978-4-19-893119-3
2004年7月に徳間書店より刊行されたものの文庫化です。
徳間文庫創刊30周年記念作品
鍵は、楊貴妃の悲恋に!?

著者:夢枕獏
書名:『沙門空海 唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二』
目次
第十二章 宴
第十三章 馬嵬駅
第十四章 柳宗元
第十五章 呪俑
第十六章 晁衝
第十七章 兜率宮
第十八章 牡丹
第十九章 拝火教
第二十章 道士
第二十一章 ドゥルジ尊師
第二十二章 安倍仲麻呂
対談「空海の飛白体」岡本光平・夢枕獏
カバー画:立原位貫
カバー書:岡本光平
カバーデザイン:岩郷重力+WONDER WORKZ。
発行:文徳間書店
奥付発行日:2010年2月15日
定価:本体667円+税)
ISBN978-4-19-893120-9
2004年7月に徳間書店より刊行されたものの文庫化です。
鍵は、楊貴妃の悲恋に!?

著者:夢枕獏
書名:『沙門空海 唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二』
目次
第十二章 宴
第十三章 馬嵬駅
第十四章 柳宗元
第十五章 呪俑
第十六章 晁衝
第十七章 兜率宮
第十八章 牡丹
第十九章 拝火教
第二十章 道士
第二十一章 ドゥルジ尊師
第二十二章 安倍仲麻呂
対談「空海の飛白体」岡本光平・夢枕獏
カバー画:立原位貫
カバー書:岡本光平
カバーデザイン:岩郷重力+WONDER WORKZ。
発行:文徳間書店
奥付発行日:2010年2月15日
定価:本体667円+税)
ISBN978-4-19-893120-9
2004年7月に徳間書店より刊行されたものの文庫化です。
空を見上げていつも思うのは冬の空のきれいなこと。
空気が澄んでいるせいか気持ちがそのまま宇宙にまで伸びていくようです。
私の住む太平洋側はずっとこのところお天気。
乾燥した空気が私の皮膚を逆撫で鮫肌虫干し中。
が、今日からのこの雨。
不穏な空気が漂う雲、もうこれは完全に春の雲です。
いよいよ春が近づいてくるのですね。
なんだかそんな予感がばりばりします。

とうとういよいよCloud の新しいオフィシャルブログがスタートしました。
Slow Boat to Cloudです。
Cloudは私の作った私のマイナーレーベルですが、もはやもう私だけのものではありません。
ジャズ狂とそれほどでもない人、何人かによって動かされはじめました。
無理矢理仕組んだのはもちろん私です。今もほとんどの作業は一人でやっています。
私は管理人のようなものです。
川を守る人がRiver Keeper。
なら私はCloud Keeperだー、かっこいいのでそれだっ、と「雲守」と名前をつけて仕事をすることにしました。
本当にゆっくりとです。一年で出せるCDは一枚、二枚のペースだと思います。
少しずつ輪を広めてそれが違う輪とも重なっていく、これほどの喜びはないです。
獏先生の仕事をサポートしながらのレーベルで、普通のレーベルのようになかなかカッコよくはいきません。
ですが、最高のものを目指します。
ブログ。
すべて引っ越しをするつもりでいましたが、獏先生の暖かいお言葉により、このブログも継続させてもらうことになりました。
あちらとこちら、2重人格で生きて参ります。
あちらではジャズのことだけしゃべります。余計なことはしゃべりません。
安心して、もしよろしければCloud を見に来て下さいませ。
ほとんどミュージシャン「MとPとK」のことばかりだと思います。今のところ。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
yy拝
Slow Boat to Cloud
http://slowboattocloud.blogspot.com/
空気が澄んでいるせいか気持ちがそのまま宇宙にまで伸びていくようです。
私の住む太平洋側はずっとこのところお天気。
乾燥した空気が私の皮膚を逆撫で鮫肌虫干し中。
が、今日からのこの雨。
不穏な空気が漂う雲、もうこれは完全に春の雲です。
いよいよ春が近づいてくるのですね。
なんだかそんな予感がばりばりします。

とうとういよいよCloud の新しいオフィシャルブログがスタートしました。
Slow Boat to Cloudです。
Cloudは私の作った私のマイナーレーベルですが、もはやもう私だけのものではありません。
ジャズ狂とそれほどでもない人、何人かによって動かされはじめました。
無理矢理仕組んだのはもちろん私です。今もほとんどの作業は一人でやっています。
私は管理人のようなものです。
川を守る人がRiver Keeper。
なら私はCloud Keeperだー、かっこいいのでそれだっ、と「雲守」と名前をつけて仕事をすることにしました。
本当にゆっくりとです。一年で出せるCDは一枚、二枚のペースだと思います。
少しずつ輪を広めてそれが違う輪とも重なっていく、これほどの喜びはないです。
獏先生の仕事をサポートしながらのレーベルで、普通のレーベルのようになかなかカッコよくはいきません。
ですが、最高のものを目指します。
ブログ。
すべて引っ越しをするつもりでいましたが、獏先生の暖かいお言葉により、このブログも継続させてもらうことになりました。
あちらとこちら、2重人格で生きて参ります。
あちらではジャズのことだけしゃべります。余計なことはしゃべりません。
安心して、もしよろしければCloud を見に来て下さいませ。
ほとんどミュージシャン「MとPとK」のことばかりだと思います。今のところ。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
yy拝
Slow Boat to Cloud
http://slowboattocloud.blogspot.com/
音楽を聴くという行為は、森を歩くようなものである。
その音楽がいい音楽であればあるほど、その森は深く豊穣で美しい。
ジャズやクラッシックにはその森が存在する。
ポップスやロックは、それとは少し違う平原で動いている。
その音を聴いた時に抱いていた思い出のようなもの、それが体にガラス板のように焼き付いていてなかなか剥がれない。
いわゆるサビの部分で心が止まってしまう。
サビに酔って平原を彷徨う自分がいるのだ。
サビ以外の部分を楽しむ音楽。
音楽の深い楽しみを心の奥底で何度も何度も掘り続けることができる音楽。
それがクラッシックとジャズのおもしろいところだと思う。

コペンハーゲンにて、図書館の窓。
山と渓谷社から『言葉ふる森』という本が出ました。
作家29人による「山」のエッセイ紀行30編。
山がテーマなので、山への憧憬が深い作家の文章が揃っています。ということは、自然に私の好きな文章、作家ばかりが揃う訳です。
山はおもしろいです。
日本の山はたいがい「下はボーボー、上はつるつる」なので、山に登るときは森を歩くことから始まります。
森を歩く。
景色もあまり楽しめず単純で、山登りにはつまらないと言えばつまらない行程です。
でも頂上を極めるためには必要不可欠な行程です。
このエッセイ紀行集に収められた文章は、『山と渓谷』誌の依頼による作家の原稿集です。
各々の作家がその依頼にどう応えて山への想いを綴ったのか、その視点に立って読んでみるのもなかなかおもしろいものです。
その『言葉ふる森』の中に獏先生の文章も入っています。
たくさんの素晴らしい山の文章の中で、私が一番好きだったのは、やはりこの獏先生の文章でしょうか。(よいしょですか?これ)
獏先生の文章。それは、「ヒューーー、ポタラ」。
なんじゃ、それは。
獏先生ってやっぱりこっち系ですか?
この、一度ツボにはまったらトコトンお腹の皮がよじれてしまいそうになるくらい可笑しな文章と少しせつない内容は単純にして名文、お年を召されてきた獏先生ならではの一篇。
『言葉ふる森』山と渓谷社刊、1500円。どこにでも持って歩けるくらいの軽さの本ですが、その中には29人の作家の、山に対する30のエッセンスがぎっしり詰まっています。

『言葉ふる森』山と渓谷社
サビ以外の部分、それは小説にもあります。
ダレ場と言われる部分です。
でも、そのダレ場をどうやって凌ぐか、それが作家としての大きな課題にもなって来るそうです。
「面白くてワクワクする仕事」の外にあるもの。
ライターにも、そしてジャズの演奏家にもそれはあります。
仕事としてやって行く時に、避けては通れない、あまりおもしろくない道です。
そのサビ以外の部分。
本を読み解く本当のおもしろさも。
音楽を聴く本当のおもしろさも。
意外にもそこにあったりするのです。
ダレ場・・・ 演劇や講談などで客が飽きてしまうような場面のこと。

物語の多い伊吹山はなぜか大好きな山、
新幹線に乗るといつも窓にぴったり張り付いてこの山を見ている私
まるで子供状態。
もし私がおばあちゃんになって孫と新幹線に乗った時、
孫を押しのけて見るのだろうか。
その音楽がいい音楽であればあるほど、その森は深く豊穣で美しい。
ジャズやクラッシックにはその森が存在する。
ポップスやロックは、それとは少し違う平原で動いている。
その音を聴いた時に抱いていた思い出のようなもの、それが体にガラス板のように焼き付いていてなかなか剥がれない。
いわゆるサビの部分で心が止まってしまう。
サビに酔って平原を彷徨う自分がいるのだ。
サビ以外の部分を楽しむ音楽。
音楽の深い楽しみを心の奥底で何度も何度も掘り続けることができる音楽。
それがクラッシックとジャズのおもしろいところだと思う。

コペンハーゲンにて、図書館の窓。
山と渓谷社から『言葉ふる森』という本が出ました。
作家29人による「山」のエッセイ紀行30編。
山がテーマなので、山への憧憬が深い作家の文章が揃っています。ということは、自然に私の好きな文章、作家ばかりが揃う訳です。
山はおもしろいです。
日本の山はたいがい「下はボーボー、上はつるつる」なので、山に登るときは森を歩くことから始まります。
森を歩く。
景色もあまり楽しめず単純で、山登りにはつまらないと言えばつまらない行程です。
でも頂上を極めるためには必要不可欠な行程です。
このエッセイ紀行集に収められた文章は、『山と渓谷』誌の依頼による作家の原稿集です。
各々の作家がその依頼にどう応えて山への想いを綴ったのか、その視点に立って読んでみるのもなかなかおもしろいものです。
その『言葉ふる森』の中に獏先生の文章も入っています。
たくさんの素晴らしい山の文章の中で、私が一番好きだったのは、やはりこの獏先生の文章でしょうか。(よいしょですか?これ)
獏先生の文章。それは、「ヒューーー、ポタラ」。
なんじゃ、それは。
獏先生ってやっぱりこっち系ですか?
この、一度ツボにはまったらトコトンお腹の皮がよじれてしまいそうになるくらい可笑しな文章と少しせつない内容は単純にして名文、お年を召されてきた獏先生ならではの一篇。
『言葉ふる森』山と渓谷社刊、1500円。どこにでも持って歩けるくらいの軽さの本ですが、その中には29人の作家の、山に対する30のエッセンスがぎっしり詰まっています。

『言葉ふる森』山と渓谷社
サビ以外の部分、それは小説にもあります。
ダレ場と言われる部分です。
でも、そのダレ場をどうやって凌ぐか、それが作家としての大きな課題にもなって来るそうです。
「面白くてワクワクする仕事」の外にあるもの。
ライターにも、そしてジャズの演奏家にもそれはあります。
仕事としてやって行く時に、避けては通れない、あまりおもしろくない道です。
そのサビ以外の部分。
本を読み解く本当のおもしろさも。
音楽を聴く本当のおもしろさも。
意外にもそこにあったりするのです。
ダレ場・・・ 演劇や講談などで客が飽きてしまうような場面のこと。

物語の多い伊吹山はなぜか大好きな山、
新幹線に乗るといつも窓にぴったり張り付いてこの山を見ている私
まるで子供状態。
もし私がおばあちゃんになって孫と新幹線に乗った時、
孫を押しのけて見るのだろうか。
プロフィール
夢枕 獏
作家、1951年1月1日、神奈川県生まれ。 東海大学文学部日本文学科卒。
1977年に作家デビュー。 以後、『キマイラ』『サイコダイバー』『闇狩り師』『餓狼伝』『大帝の剣』『陰陽師』などのシリーズ作品を発表。 1989年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、1998年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞。2011年『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞と舟橋聖一文学賞を受賞。同作で2012年に吉川英治文学賞を受賞。
漫画化された作品では、『陰陽師』(漫画 岡野玲子)が第5回手塚治虫文化賞、『神々の山嶺』(漫画 谷口ジロー)が2001年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞をそれぞれ受賞。 映画化された作品に『陰陽師』『陰陽師2』(東宝)、『大帝の剣』(東映)などがある。
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