夢枕獏公式Blog「酔魚亭」

2008年10月

夢枕獏「奈良幻視行」第02回

・京都から大阪へ出、さらに五條へ。
途中、西行の時代の一級の絵巻資料である「粉河寺縁起」の舞台、粉河寺に立ち寄りました。
 そこで一枚。このあたりは、西行の生まれた田中庄のすぐ近くです。
 そのあと五條で、モンベルのイベントに参加。野田知佑さんとトークショー。
「日本の川は、行くと、毎年そのたびに工事で風景がかわってしまっている。
その点、アラスカの川は『聖書』の頃から今まで、ずっと同じ風景だ」

・その後、吉野の竹林院で宿泊。庭で一枚。
 庭には、池も、山もあって、桜の樹もたくさんありました。
桜の頃にまた行きたいものです。

・庭の山の上に小屋が。

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関西の方に朗報

 近鉄のPR誌「近鉄ニュース」2008年11月号に夢枕獏のエッセイ「精神(サイコ)ダイバーと空海」が掲載されています。
 空海をテーマに全3回の予定。

夢枕獏「奈良幻視行」第01回


・ぼくは、四日の早朝に小田原を出発。新幹線で京都まで。
そこからレンタカーで奈良まで。途中、朝日新聞でやっている西行の取材で、
京都の鳥羽天皇陵へ。その片隅に咲いていた椿の木。

・天皇陵の前で。

・鳥羽法皇、白川法皇の名前の刻まれた碑がありました。このあと、近くの鳥羽離宮南殿跡に立ち寄ったのですが、
公園になっており、子供たちが野球をやっておりました。

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夢枕獏写真日記「奈良幻視行」予告

 モンベルの辰野さんのはからいで、東大寺二月堂のお水取りを、
間近で見られることになりました。
 シルクロードメンバーに声をかけ、佐藤秀明さん、神田山陽さん、
林家彦いちさん、天野喜孝さんたちと出かけてきました。



 この「奈良幻視行」は2007年3月に会員制HP蓬莱宮に掲載したものからの抜粋です。

夢枕獏「東天の獅子」サイン会 レポート」

 去る10月21日(火)18:30より伊國屋書店新宿本店 9階特設開場で、
『東天の獅子』の刊行を記念して夢枕獏のサイン会がおこなわれました。
 特設会場は、会議室のような場所に椅子を置き、25人づつ入室。
 冒頭、夢枕獏から挨拶があり、25人へのサインが終わると、次の25人が入室。
 再び、夢枕獏から挨拶をしてサインを入れ、25人へのサインが終わると、
次の25人が入室。再び、夢枕獏から挨拶をしてサインを入れ、というのを繰り返し、合計100余名の方々の「東天の獅子」に夢枕獏がサインを書き入れました。
 案外、年配の男性が多かったのは「東天の獅子」が明治時代を舞台にしているから?

写真
・控え室にて
・サイン会の様子2枚


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紀伊國屋サイン会02

夢枕獏「氷上ワカサギ釣り2007 」最終回

・三日目の昼は、氷上で室井さんがパスタを作ってくれました。
 この時だけ、ホテルを抜け出して、食べに行きました。
 おいしい贅沢な味でした。

・氷上レストラン、また来年までおあずけです。

「氷上ワカサギ釣り2007 」了

この夢枕獏写真日記「氷上ワカサギ釣り2007 」は、
会員制HP蓬莱宮内で2007年に全35回にわたって掲載されたものからの抜粋です。

最新の夢枕獏写真日記は、会員制HP蓬莱宮内でご覧いただけます。

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生原稿100枚

秦野市立図書館「夕暮記念室」にて「秦野の文学誌」開催中

秦野を舞台にした小説や風景を詠みこんだ詩歌、題材とした随筆などをとりあげます。
本の現物を展示するとともにパネルなどを用いて内容を解説します。

直良信夫の秦野に関する随筆の生原稿、夢枕獏氏の生原稿も展示します。
それぞれの時代の文筆家たちの眼を通じてみた秦野を紹介することにより、
郷土を見直す視点を提示していきます。

なお、夢枕獏氏の生原稿は『小説推理』(双葉社)に連載中の「東天の獅子」嘉納流柔術 第15章 拳盗人(五)「承前」の100枚を展示します。

会期:平成20年10月16日(木)から12月14日(日)まで。
   ただし、休館日を除く

場所 秦野市立図書館 2階 前田夕暮記念室

アクセス情報・開館時間・休館日等は、秦野市立図書館のホームページをご覧下さい。

http://navi.city.hadano.kanagawa.jp/tosyokan/index.htm

夢枕獏「氷上ワカサギ釣り2007 」第07回

・暗くなって、ようやくおしまいです。

・夜は、いつも行っている焼き肉屋へ。
「獏さん、見ましたよ。テレビでワカサギ勝負、おばちゃんに負けてたでしょう」
 昨年のワカサギがテレビ放映され、ついにわかっちゃいました。

・ホテルの窓から外を。
 ようやく陽が昇ってくるところ。
 みんなは氷上へ。
 ぼくは仕事でホテルに残りました。
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漫画「餓狼伝 GA-ROU-DEN」

漫画「餓狼伝 GA-ROU-DEN」から外伝的な「クライベイビー・サクラ編」が単独出版されます。


書名:餓狼伝 クライベイビー・サクラ編 上巻
原作:夢枕獏
漫画:板垣恵介

発行:講談社 KPC
定価:480円(税込み)
奥付発行日:2008年10月22日
ISBN978-4-06-374270-1

プロレス界のカリスマ・グレート巽と盲目の闘士・泣き虫サクラの闘いを描く総集編第1弾!
下巻は11月19日(水)発売です。

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夢枕獏『東天の獅子 第二巻 天の巻・嘉納流柔術』

書名:『東天の獅子 第二巻 天の巻・嘉納流柔術』

目次:
五章 気楽流柔術
六章 群狼邂逅
七章 揚心流戸塚派
八章 柔術対柔道
九章 弥生祭
十章 御式内

発行:双葉社
奥付発行日:2008年10月19日
題字:岡本光平
装幀:高柳雅人
ISBN978-4-575-23638-5
定価:本体1800円+税

本書は「小説推理」02年7月号から05年11月号にかけて不定期連載(全20回)された同名作品に加筆・訂正を加えたものです。
なお、作中には実在の人物・団体が登場します。執筆にあたり、各種資料を参考にしておりますが、その解釈は著者独自のもので、この作品はフィクションです。


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プロフィール

夢枕 獏

作家、1951年1月1日、神奈川県生まれ。 東海大学文学部日本文学科卒。
1977年に作家デビュー。 以後、『キマイラ』『サイコダイバー』『闇狩り師』『餓狼伝』『大帝の剣』『陰陽師』などのシリーズ作品を発表。 1989年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、1998年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞。2011年『大江戸釣客伝』で泉鏡花文学賞と舟橋聖一文学賞を受賞。同作で2012年に吉川英治文学賞を受賞。
漫画化された作品では、『陰陽師』(漫画 岡野玲子)が第5回手塚治虫文化賞、『神々の山嶺』(漫画 谷口ジロー)が2001年文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞をそれぞれ受賞。 映画化された作品に『陰陽師』『陰陽師2』(東宝)、『大帝の剣』(東映)などがある。

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