2011_10.26-1

新門前の骨董屋で見つけた木彫りの人形。 
   3センチほどの人形の下に
      「昭和9年5月8日有馬温泉にて」と書いてあった。
  
 
もう私はミルクトレインには乗りたくない
9時にはベッドに入り、夜明けと共に起きる
12時半には昼食、5時きっかりに夕食
全盛時代をとうに過ぎた古い友人たちを慰める
過ぎ去ったあの頃
私にお茶と同情をちょうだい
成功するのだと信じていた人たちに乾杯
遊んで過ごす、夜明けまでの長い時間
もう私は詩を書かない
私の恋は終わってしまったから
          ーーーージャニス・イアン

これは、ジャニス・イアンが1975年に発表したアルバム『Between The Lines』に収録されている「Tea And Sympathy」の歌詞の拙訳。

ここに歌われている「ミルクトレイン」って何だろう。
何となく素敵な響きのする言葉。でも変な意味だったらどうしよう・・。
調べると「朝早く牛乳を運ぶ列車」と書いてあった。その風景が頭に浮かぶやいなや、ストーリーがたちまち浮かぶのだけど、それは私の想像の中でのこと。
一旦頭に浮かんだ景色はなかなか頭の中から消えない。
そういう訳で、まっさらな状態の友人に対訳を手伝ってもらい作業しています。

2011_10.26-2

これは「薄荷茶と梱包」


歌詞の対訳は本当に難しいです。(ただでさえ、英文解釈が苦手)
そしてその歌に思い入れがあればあるほど、難しいです。このジャニス・イアンの「お茶と同情」は原題が「Tea And Sympathy」
これを何と訳すかということからつまずく始末です。
何の対訳をしているのかというと、Cloudが次に出すアルバムの中に収める歌詞の訳です。
次に作るアルバムはデンマークの女性ボーカリストのアルバム。
その彼女がカバーした中の一曲が、ジャニス・イアンの「Tea And Sympahty」です。ジャニス・イアンの原曲も素晴らしいけれど、今回のバージョンはバイオリンの弦楽器から始まる、心に染みわたるアレンジ。全体を通して、低く唸るハンス・アンダーセンのベースの音が深く深く心を打ちます(中年にはこの低音が効く)。
これはスウェーデンのエンジニア、ラース・二ルソンの好みなのでしょうか。
私はこの「お茶と同情」をこのアルバムのタイトルにしたかったくらいなのですが、タイトルが「お茶と同情」じゃ売れませんよと言われてしまいました。なるほど。(いちおう売れなくては困る)
ただ今、製作中。
いいアルバムにします。

2011_10.26-3

 スウェーデンから届いた「お茶と同情の音源」に貼ってあった切手。