2011_07_25-1

 見事咲いた!大輪のお好み焼きの花。素晴らしい。


京都の祇園祭に行ってきました。
夏の京都は暑いよーと脅かされていましたが、その想像をはるかに超える暑さでした。

NHK総合で祇園祭の生中継という獏先生の仕事があり、獏先生の浴衣姿が全国のお茶の間ゴールデンタイムに祇園祭の映像とともに流れるという番組。
北観音山鉾の前での生中継番組でした。
私は現場(祭り)をうろうろしていたので、録画したものを後で見せてもらいましたが、その番組の中での、祇園祭山鉾連合会の前理事長の深見氏のお話がとても印象的でした。
1000年という長い時間をかけて育てられてきた町衆(ちょうしゅう)の美意識、コーディネート能力の素晴らしさ。
その巨大な美意識の元のエネルギーは何かというと、一番大切なキーポイントは子供時代。
子供を大切に育てていかなくてはならないということ。
神々の存在を教える、その遊戯の世界を教える。
99%の日常生活は無に等しく残りの1%である「祭り」というものを肌で感じさせ覚えさせるということ。
共に働かせ、美を共通のものとして覚えさせる。
重要文化財によだれを垂らしてもかまわない(!)
子供の時に体で覚えたことが大人になって花を咲かせ実を結ぶということなのですね。
いいお話でした。

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 祇園祭中継の様子です。


その京都の暑い暑い夏。
美味しいお蕎麦を食べてきました。若い友人に紹介してもらったお店、御所のすぐ南側にある「花もも」というお店です。
実際の花ももの木は実をつけないそうですが、ここの若い店主はしっかりとご自分で「花もも」という実をつけていらっしゃいます。
百瀬さんとおっしゃる若い蕎麦打ち職人です。
今は18時半で閉店してしまうそうですが、もっと遅くまでやってくださると本当に嬉しいです。
朝早起きをしなくてはならないお蕎麦屋さんには夜遅くまでというのは大変なのかもしれません。そんなマイペースな感じもどこかほっとするお蕎麦屋さんです。
豆腐の味噌漬けや鴨ロースなどがセットになった酒肴膳などメニューにもあります。お酒のアテもばっちり!
京都では遅くまで外食したり飲んだりという習慣はあまりないそうです。そういえば夜は先斗町木屋町界隈以外はシーンとしています。
ううむ。私は南から来た人間なので、夜遅くまで外出したり飲み歩いたりとか大好きなのですが・・・。京都では夜は家で静かにせんとあきまへんのやで。

「すだち蕎麦」というおもしろそうなメニューがあったので即、注文。
なんと冷たいだしに入ったお蕎麦でした。
ガラスの器一面を占める薄い緑の縁取り。薄く輪切りされたたくさんのすだちに驚きました。
お蕎麦とすだちの香りの素晴らしいコンビネーションです!美味しかった〜。


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 韓国のお菓子を出す茶店「素夢子」で。
 薬飯(栗などが入った蒸しおこわのお菓子)と冷たい生姜茶です。
 韓国の古い民芸品を使った内装も素敵なお店です。