2011_06-29-1

 プリマベーラのエントランス


誰が庭の中で「彫刻」と「クレマチス」を交差させようと考えたのだろうか。

昨日、静岡県長泉町にある「クレマチスの丘」に行って来ました。
「クレマチスの丘」は、庭園にはたくさんのクレマチスが植えられ、近代的な建築物イタリアの彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジ個人美術館が併設されたエリア。それだけでなく魅力的なイタリアンレストランやカフェもあります。とりわけ、プリマベーラと名付けられたレストラン、エントランスも魅力的です。

お休みらしいお休みをもらってどこかへでかけるというイベントをしていなかったなあ。
ということで、しみじみと空を眺め、思い切ってこの美術館へでかけてきました。

久しぶりのドライブでした。
音楽はジャズを聴きながら。
「迷惑だ」と言われないように、隣に座る人のことを考えて選曲。
コペンハーゲンのSTCスタジオでBjarne Hansenの録った音、カーステン・ダールのピアノとラース・ダニエルソンのベース、それにモーテン・ルンドのドラムス(モーテンはこんなところにも顔を出している)
ギター奏者ウルフ・ワーケネスの美しいアルバム『FOREVER YOU』
箱根越えで行ったので、霧の箱根をドライブしている時はこのウルフ・ワーケネスの曲はバッチシの選曲。
ですが、お天気はあれよあれよと夏のような快晴へ。
クレマチスの丘に着く頃には、ウエストコーストサウンド日和へと変わっていました。

2011_06-29-2

 6月のお楽しみ、鮎の塩焼き

6月は鮎の時期です。
熊野川支流の川から届いた鮎。蓼が添えられていました。色っぽい。

この時期、きれいな水で育った天然の鮎をいただけるということは最高の贅沢。
ほろ苦い内蔵と水晶のような白身、それから青竹にしたたる水のような香り。
この6月の食卓が一番美しく輝くのは、鮎という魚がこの世にいるから〜!
なーんって。
(ホメすぎだぜー)
ですが、やはり。
それが山のようにあると・・。
我が家では毎日のように頭を痛めることになります。
釣り師の家の贅沢な悩みですね。
まず、塩焼き。
次に天ぷら。次は鮎カツ。(私は鮎の煮たもんはあまり好きではないです)
小さな鮎は内蔵ごと串揚げにして、レモンと塩で食べる。
この美味しさに先日気づきました。先日、ジャズのライター氏たちと行った新丸ビルの串揚げ店で発見。
他の人たちはこの小さな魚がだれも鮎だと気づかず、私だけが気づいてそれが妙に嬉しかったのです。(ま、そんなことは何の自慢にもならないですが)
丸ごと食べる小さな鮎の串揚げ。最高の贅沢です。
薄いグラスについだ冷たいビールととてもよく合います。
生きててよかった。


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 マンガのように迫って来る「壁をよじ登る男」



このところジャズの仕事に夢中だったので、ジャズ熱を少し冷やさねばなりません。(というのは口ばかり)
クレマチスの丘には、私の好きな幅允孝さんの選書コーナーもありました。
それから、奈良美智さんの絵が描かれたジャズのアルバムも置いてありましたし、デンマークデザイン関連の本もたくさん。(その中には私の好きな写真家の写真も)「全部買いたい」という恐ろしい欲望と戦いながら美術館を後にしました。
ミュージアムショップおそろし。

ヴァンジの彫刻にも触れることができ(私にはこれ、タッチするだけでご利益があるありがたい仏像のようなのです)、本とCDともいろいろな嬉しい出会いがあり、楽しい半日ドライブ旅行となりました。
庭園には、睡蓮とバラ、美しいクレマチスもまだたくさん咲いていました。

6月。
鮎とクレマチスの交差する月です。