3月の風と
  4月のにわか雨とが
        5月の花をもたらす。

2011_03-28-1

 昨年春、岐阜の山にて。
 季節が動けば美しい芽吹きは必ずやってくる。


暖かな南風が吹いた。
なのに。
桜の便りより今は放射能のことが一番の気がかり。
なんてことなのでしょうか・・・。自然に向き合ってすべてをよしとして来た私たち日本人の素晴らしい感性に襲いかかる最大の危機です。

眼に見えない、人が生み出したものに大きな不安を感じている今の私たち。
震災に加え、先の見えない原発事故に対する福島の方たちの不安を思うと・・・。
怒りを通り過ぎて無力感、そして虚無感に陥りそうになります。
文明社会においては独占電力会社に頼るしかない私たちです。
ですが今は、その自分たちの不甲斐なさを嘆いたり怒ったりしている場合ではないです。
とにかく今出来ることをやり、前へと進まなくては。


先週号(3月28日号)アエラの表紙を飾ったあのコピー「放射能がくる」に抗議して、野田秀樹さんが「ひつまぶし」を最終回にしました。
私は野田さんの気概に心から拍手を。
「たった一言でも重い言葉がある、と私は信じる。15万部という発行部数の雑誌がそのコトバの重みを知らないはずはない」
野田秀樹さんはそう言います。
私もそう思います。アエラは私も好きで読んでいます。多角的に切り込む記事の面白さを応援する気持ちはあります。
ですが、表紙にやはりあのコトバはないです。
それに対して、今週号の「編集長敬白」の中で編集長のコメントはあまりに当たり前すぎてまたやり過ごされた思い。
メディアに携わる方たちの気概をコトバでしっかりと伝えてください、と言いたいです。


風に乗って流れてくる放射能や野菜、水については、私たちの年代(若くない!)のほとんどの人はそれほどの恐怖は感じていないというのが私の実感です。
ただ、赤ちゃんを抱えている家庭や妊婦の方たちの不安を思えば、やはり正確な情報がただただ欲しいということ。
これは日本政府が率先してやるしかないのです。アエラでも週刊誌でもなく!
民主党政権で何が良くなったかと言えば「正確な情報をきちんと発信したこと」と言われるようにがんばってください。
これは嫌みでも何でもなく本当にそう願っています。
何にすがればいいのでしょう、この危機の中で、私たちは。
安心感を与えてくれるものは国。
(50年以上も政権を担ってきたのに今は無責任としかみえない)自民党には個人的にものすごく怒っていますが、この怒りも今はただただ抑えて、与党も野党もなく一つになって欲しいと願うばかりです。


コトバの重みは大きい。

2011_03-28-2

 山荘の廊下。右に並べられたのは陶芸作品。
 この陶芸作品を展示した陶素人展(小田原・うつわ菜の花にて)開催中です。
 お忙しい中をおいでくださった方、誠にありがとうございました。