暑いですね。今日は土用丑の日です。

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夏の花。
  これは庭に咲いているルドベキア。反魂草の仲間。


昼間、炎天下で仕事をしなければならない人は本当に大変です。
私も先日、我が庭があまりにあまりの惨状なので、思い切って完全武装で庭へ草むしりに。草むしりも一大決心なのです。
夕方に近い比較的涼しい時間をねらっての草むしりでしたが、それでも長袖、長ズボン、それに長靴姿。
吹き出す汗とホコリ、それから襲い来る蚊の大群。
不快を通り過ぎ、快感でクラクラしました。
「草むしりハイ」になりました。
あわやというところで、宅急便のお兄さんの声。
はっと現実に戻っていました。
そういうこともあるのです、炎天下の草むしり。
どうか、世のおじいさんもおばあさんもいくらハイになるとはいえ、草むしりで逝かないでくださいね。



でも夜になると、涼やかな風もどこからか吹いて来ます。
それに今夜は満月。
虫の声もどこからか聴こえるようになり、季節が移ろって行くのを感じるようになるのです。
夏は夏だけど秋。
そう言えば「朝顔」は秋の季語です。

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北海道の夏の川沿いにもルドベキアが咲いていた。


先日、映画をたてつづけに見て来ました。
このところずっと映画とはご無沙汰だったので、本当に楽しい時間を過ごしてきました。
映画はベルトコンベヤーに乗って小説を読むようで、絵画を見るようで、音楽を聴くようで。とても贅沢な時間の過ごし方だと思うのです。
もちろん、作品の中身にもよります。

久しぶりに唸った映画。
その一つは「インセプション」
レオナルド・ディカプリオ主演、渋くてカッコいい渡辺謙も出演する次世代アクション(SF)映画です。
監督クリストファー・ノーランが”夢”と”潜在意識”をテーマに脚本まで自分で書き下ろし9年以上の年月をかけ作り上げた作品。
睡眠状態にある人間の潜在意識の奥底に潜り込んでミッションを行うというのは、獏先生の「魔獣狩り」のサイコダイビングのアイディアそのもの。
その非現実的世界をどのようにクリストファー・ノーランが映画で表現するのか、とても興味ありました。
初めはその難しい展開についていくのに必死でしたが、一度その世界に入ってしまえば、あちこちに隠されたキー、潜在意識の複雑な世界、その複雑さが反って心地よく、最後には超大作の小説を読んだような爽快感さえありました。
こういう映画は素晴らしいです。
映画はこうでなくてはと思います。
監督の熱情のようなものが画面を通じて怒涛のごとく押し寄せてきました。
あり得ない特異世界(パラレルワールド)を描きながら納得させられるリアルな脚本に唸ってしまいました。
監督の前回の作品「ダーク・ナイト」もいわゆるアメコミの枠を超え素晴らしかった。
この監督は監督というより作家のようです。作家であり鋭い感覚を持ったデザイナーのようです。

「人の脳の中に潜る」というアイディアに注目、それを見事に脚本化、映像化したクリストファー・ノーラン。
今回彼が設定したインセプションとはー

INCEPTION(インセプション)
「ターゲットの意識の下にアイディアを植え付ける行為。そのアイディアは単純かつプラスな感情のほうがよい。
また3階層に分かれた潜在意識の一番深いところに植え付けないと、自分のアイディアではないとばれてしまう」

ということですな。なるほどー。

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 デンマークで見かけた古いビー玉の箱。
    私の心の奥の一番深い場所のどこかにも、
     こういう箱が入っているのです。