瀬戸内海の直島にあるモネの睡蓮。
自然光を取り入れた展示室の睡蓮は、時間によって、見る角度によっても変化していきます。だから何度訪れても印象が変わる。
直島には睡蓮の咲く池もありました。
睡蓮という文字を見る度、睡蓮という花に出会う度、いつか「睡蓮の音」というようなものを作ってみたいなあと思う。
水の跳ねる音や葉の緑にあたる光の具合。
睡蓮の花の色の軽やかな美しさ。
モネが庭の睡蓮に魅せられていろいろな色で描き続けたようにいつか私もいろいろな音で「睡蓮の音」を描いてみたい。
水の庭に浮かぶ軽やかな睡蓮のような音。CDを再現する度に印象が変わるような音。
睡蓮ーsui-renーという言葉自体の持つ音の魅力も相まってこの時期になるといつもそう思うのです。
今回、コペンハーゲンで録音してきた音は、睡蓮の音ではないけれど・・・
新しいアルバムに収録予定の曲。
これを初めて聴いた時に、まるで宇宙をみるような錯覚に陥ってしまいました。
スタジオ録音でこれほどまでに空間を感じることの出来る音ができるなんて。
睡蓮も宇宙もそれはイメージの上での幻でしかなく、全く主観的なことかもしれないですが、少し嬉しかったのです。
その音に出会えた時は、なぜか本当にホッとしました。
音楽には空間が必要です。
間を感じることのできる音を録る、それはやはりエンジニアの腕なのかもしれません。
前回のアルバム『Someday.Live in Japan』を録ったワンポイント録音の名手であるエンジニア五島さんとの出会いも素晴らしい出会いでしたが、今回のコペンハーゲンのエンジニアとの出会いも私にはかなり衝撃的です。
さてその日本で行った方の「ワンポイント録音」です。
今回の5月のライブ(マグナス・ヨルトの来日ライブ)もこの方法で録音しました。
その新宿ピットインでのライブ映像をCloudがYou Tubeにアップしました。
音はDCマイクロホンを使ったワンポイント録音で録った未加工音です。
画面では少しわかりにくいですが、ピアノとベースの前辺りのところに小さなマイクが設置されています。
この一点のみで録音するからワンポイント録音といいます。
そのため、「Lacrima Lake」の始めのドラムスの静かなシンバル音はほとんど聴こえません。
でもよく聴くとかすかに遠くで音が鳴っているのがわかると思います。
これがワンポイント録音です。
一部のオーディオファンに大変に支持されつつある、空間を感じることができると言われる音です。
「Lacrima Lake」はマグナス・ヨルト作曲の新曲。
涙を意味するラテン語のLacrima。それで落涙の湖。
お釈迦様の涙がこぼれて湖になって、そこに美しく睡蓮が咲いている〜
なんてイメージをくっつけるのは私だけ、ですな。
自然光を取り入れた展示室の睡蓮は、時間によって、見る角度によっても変化していきます。だから何度訪れても印象が変わる。
直島には睡蓮の咲く池もありました。
睡蓮という文字を見る度、睡蓮という花に出会う度、いつか「睡蓮の音」というようなものを作ってみたいなあと思う。
水の跳ねる音や葉の緑にあたる光の具合。
睡蓮の花の色の軽やかな美しさ。
モネが庭の睡蓮に魅せられていろいろな色で描き続けたようにいつか私もいろいろな音で「睡蓮の音」を描いてみたい。
水の庭に浮かぶ軽やかな睡蓮のような音。CDを再現する度に印象が変わるような音。
睡蓮ーsui-renーという言葉自体の持つ音の魅力も相まってこの時期になるといつもそう思うのです。
今回、コペンハーゲンで録音してきた音は、睡蓮の音ではないけれど・・・
新しいアルバムに収録予定の曲。
これを初めて聴いた時に、まるで宇宙をみるような錯覚に陥ってしまいました。
スタジオ録音でこれほどまでに空間を感じることの出来る音ができるなんて。
睡蓮も宇宙もそれはイメージの上での幻でしかなく、全く主観的なことかもしれないですが、少し嬉しかったのです。
その音に出会えた時は、なぜか本当にホッとしました。
音楽には空間が必要です。
間を感じることのできる音を録る、それはやはりエンジニアの腕なのかもしれません。
前回のアルバム『Someday.Live in Japan』を録ったワンポイント録音の名手であるエンジニア五島さんとの出会いも素晴らしい出会いでしたが、今回のコペンハーゲンのエンジニアとの出会いも私にはかなり衝撃的です。
さてその日本で行った方の「ワンポイント録音」です。
今回の5月のライブ(マグナス・ヨルトの来日ライブ)もこの方法で録音しました。
その新宿ピットインでのライブ映像をCloudがYou Tubeにアップしました。
音はDCマイクロホンを使ったワンポイント録音で録った未加工音です。
画面では少しわかりにくいですが、ピアノとベースの前辺りのところに小さなマイクが設置されています。
この一点のみで録音するからワンポイント録音といいます。
そのため、「Lacrima Lake」の始めのドラムスの静かなシンバル音はほとんど聴こえません。
でもよく聴くとかすかに遠くで音が鳴っているのがわかると思います。
これがワンポイント録音です。
一部のオーディオファンに大変に支持されつつある、空間を感じることができると言われる音です。
「Lacrima Lake」はマグナス・ヨルト作曲の新曲。
涙を意味するラテン語のLacrima。それで落涙の湖。
お釈迦様の涙がこぼれて湖になって、そこに美しく睡蓮が咲いている〜
なんてイメージをくっつけるのは私だけ、ですな。