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この時期、庭に咲いている花、
　　　　　　色とりどりのアジサイとノコギリ草。


仏には桜の花を奉れ我が後の世を人弔はば　　西行


私の住んでいる街のお盆は７月。

今日、一足早くお墓参りに行って来ました。
朝からの大風、大雨、何を好き好んでこの雨の日にと言われそうですが、思い立ったが吉日という言葉もあるし。
お盆の前に「お寺へご挨拶をして付け届けを渡す」というのが、どうもうちのお寺のしきたりのようです。
長年続けていますが、イマイチよくわからないのです、私には。
これを私は子孫に伝えられるのだろうか、伝えられないよなあ、きっと。

一緒に行ったのは我が家の同居人。
この方も全くと言っていいくらいこの古いやり方、しきたりを気にしない方です。

冒頭の西行の歌をなぜかいつも頭の中に入れている同居人。
墓に持って行くのは野の花でいいとか、庭に咲いている花でいいのだとか、ずっと朝から言い続けていらっしゃっています。
西行の歌を格調高く歌いながらも多分、途中で花屋に寄るのがめんどくさいだけなのです。


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　このアジサイも庭から。
　　　　　この季節は持ちのいい花が庭にたくさん咲いているのです。


そうは言ってもなあ。
せっかくのお墓参りというイベント。
私は、花を飾りたいっという欲望がムラムラと・・・
お墓に行くのでさえも、「墓には花を飾りに行くのだ」という考えが垢のように（汚い喩えだ）まとわりついて私の頭から離れません。
昨日の選挙は民主党も大敗してしまったし、なんだかさっぱりとお墓を花で飾りたい気持ち。
いつも持って行くブランド線香（今日は瑞巌寺のお線香）を持って、途中、スーパーで色とりどりの小菊を山のように買い込み行ってきました。お墓参り。

そうして。
色とりどりの小菊をこんもりとお墓にブーケのように飾って来ました。
（これは、コペンハーゲンの花屋風の飾り方です、すごくおしゃれなのです）


冒頭の西行の歌ですが、桜の代わりに「野の花」のほうが素敵です。
置き換えて歌ってもいいですか？西行さん。

というお墓参り顛末記でした。お祖末。

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　カンパリソーダ、家飲み。